はぁい♪ 招待状が遅くなってごめんなさいね
――罪深き「生け贄」の皆さま。
あなた達があんまりにもノロマなものだから、寝てしまっていたの。
さっそくだけど、あなた達は「罪人」として
どの程度のものなのかしら?
私のところにたどり着くまでに――
殺されちゃうもよし、
たどりついて、断罪されちゃうのもよし、
ああ……望むなら飼い殺しにしてあげてもいいわね。
せいぜいフロア6で「罰」を受ける準備をしててちょうだい。
そのための情報は、以下で教えといてあげるわ。
スラム街の荒んだ雰囲気が印象的な、ザックのフロアB6。物陰からあなたを見つめるのは……。
キャシーのフロアB3で登場した、ザックが強烈な電撃に絶叫した電気椅子。そこに座ったとき、あなたも!?
レイチェルがB3の毒ガス部屋でくぐり抜けたダクトも登場。実際に這いずって移動してもらいます。
毒ガス部屋そのものも、しっかり再現。閉ざされた部屋でザックとレイが味わった恐怖をあなたも……。
エディのフロアB4にあった迷路も再現。闇の中で迷路を解く恐怖を実体験してみよう。
少し頑張る「ミッション」も登場。成果を出した人は、脱出した暁には看守(店員)に話しかけてみよう。良いことあるかも!?
PRODUSER'S COMMENT
これまで三年間、『殺戮の天使』は原作者の真田まこと先生にご監修いただきながら、「お化け屋敷プロデューサー」の五味弘文さんと一緒に、ニコニコ超会議にてホラーハウスを制作してきました。
そして今回、inSPYre様の施設をお借りして、その集大成と言えるイベントを行うことになりました。
この施設をお借りしたのは、まさに現在放送中のTVアニメでも放送されているようなフロアを、奇跡的に高い精度で再現できるホラーハウスだからです。このクオリティで作品を再現できるアニメイベントは、なかなか存在しないだろう――と私たちは考えております。
まさに今回この場所での2週間限りの、とても貴重な体験ができると思っております。
その一方で、今回の「お化け屋敷」はエンターテイメントの体験に工夫をこらしており、特に『殺戮の天使』という作品を知らないお客様にも、単にホラーハウスとして未体験ゾーンの面白い体験をご提供できると思っております。
ニコニコ超会議で多様なユーザーに向けて追究してきた「体験型エンターテイメント」の魅力は、全く『殺戮の天使』を知らないお客様にも楽しんで頂けるものです。ぜひ作品を知らない方も、ひと夏の貴重な体験に選んでいただければ幸いです。
(株式会社バカー代表取締役・斉藤大地)
五味弘文GOMI HIROHUMI
1957年、長野県生まれ。
1992年、後楽園ゆうえんち(現 東京ドームシティ アトラクションズ)において、初のお化け屋敷『麿赤児のパノラマ怪奇館』を手がけ、キャストの現れるお化け屋敷を復活させて大きな反響を呼ぶ。以降、大人が楽しめるエンターテインメントを目指して活動を始める。その後、それまでのお化け屋敷にはなかった“ストーリー”の概念を持ち込む。
1996年、赤ん坊を抱いて歩くお化け屋敷『パノラマ怪奇館〜赤ん坊地獄』を開催。ストーリーにお客様を参加させて、登場人物のように役割を担わせる方法を生み出す。
「キャスト」「ストーリー」「役割」という三つの大きな特徴を確立する。
Creator’s COMMENT
はじめて「殺戮の天使」のおばけ屋敷に入った時、嬉しいけど怖いような、不思議な心地のまま――叫び声をあげた記憶があります。
そんなおばけ屋敷が、今回はまさか本物のビルで行われるとは……今から心臓が期待と恐怖で脈打っています。本物のビルは広く、とてもリアルな空間です。そして待ち受けるのは、キャシーだけではありません。
ぜひこの夏、「殺戮の天使」のおばけ屋敷に挑戦してみてください!
このビルで行われる様々な試練と恐怖を乗り越えられますよう――心よりお祈りいたします。
(原作者・真田まこと)
真田まことSANADA MAKOTO
ゲーム作家。2013年10月にふりーむ!に投稿した『霧雨が降る森』が話題に。ノベライズやコミカライズが行われるヒット作となった。
2015年8月からニコニコゲームマガジンで連載された『殺戮の天使』は、連載中から高い人気を博し、アニメ化など様々なメディアミックスが進行中。